Feb 26, 2009
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東京スター銀行が、東京と上海、ニューヨークの各都市で、各国在住の20〜40代のビジネスパーソン900人(各国300人)を対象に、「貯蓄に対する意識調査」を実施した。それによると、「定期的に貯蓄をしている」と答えた人の割合が、米国が66.0%で最も高く、中国が50.3%、日本が43.0%で、日本は3カ国の中で最も低かった。
貯蓄の目的について尋ねると、「明確な目的を持って貯蓄している」と回答した割合は、米国が71.3%で、中国が54.0%だったのに対し、日本は23.3%と圧倒的に低かった。
また、将来の人生設計について尋ねると、「具体的な人生設計を持っていない」と回答した割合は、中国が6.3%、米国が22.3%だったのに対し、日本は39.7%で最も高かった。
こうした調査結果から、日本人は、将来の人生設計が定まっておらず、目標を持たずにただ何となく貯金している、という傾向にあり、そのことが計画的に貯蓄ができないでいる要因のひとつになっているとみられる。
また、2010年8月のニッセイ基礎研究所・石川達哉氏のレポート「落日の貯蓄大国」でもすでに日本の貯蓄率の低さが指摘されており、OECD加盟28カ国の「家計貯蓄率」を比較したところ、日本の「家計貯蓄率」は2.3%で、下から5番目の低さだった。
「家計貯蓄率」は、収入から税金と社会保険料を差し引いた「可処分所得(自由に使えるお金)」のうち、貯蓄した金額の割合を示したもの。石川氏は、日本人の貯蓄率が低い理由について、貯蓄の源泉となるべき可処分所得が減少していることを挙げている。このような国は、28カ国の中でも日本だけだという。
「日本人は貯蓄が趣味」などといわれた時代もあったが、長引く不景気の影響で収入が減り、貯蓄しづらい環境に陥っているのかもしれない。
(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)
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クライスラー日本は、ジーブブランドの高級SUV『グランドチェロキー』23日に発表した。同社の七五三木敏幸社長は「グランドチェロキーを入り口としていろんなジープを売っていきたい」と語る。
写真:ジープ グランドチェロキー 新型
現在、ジープブランドは、価格338-398万円の本格オフローダー『ラングラー』と、価格278万円からのエントリーモデル『パトリオット』、の2モデルが主力となっている。グランドチェロキーはブランドのなかで約20%の販売を目指している。
「グランドチェロキーはフラッグシップモデルではありますが、例えば高級セダンにお乗りの方に“ジープっていいね”と思っていただいたら、同じ価格で本格的なオフローダーのラングラーにも乗れます、と提案もできるかと思います」と七五三木社長は語る。
今回グランドチェロキーの398万円からとなる価格についても「ブランドの入り口になることを意識した価格設定をおこなった」(七五三木社長)としている。
《レスポンス 椿山和雄》
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【すごいぞ!ボルボのキーテク】
スウェーデンの自動車大手ボルボの日本法人、ボルボ・カーズ・ジャパンは、一部の車種で採用していた車内のホルムアルデヒドなど人体に有害なVOC(揮発性有機化合物)を車外に排出する「車内自動換気システム」について、3月以降発売する日本仕様の全車種に適用することを決めた。同システムは遠隔操作でドアロックを解除すると乗車前に換気できる独自のシステムで、環境・健康意識が高まる中で他社との差別化を図る狙いだ。
車内の内装材などから発生するVOCの量は、外気温が10度以上となると増えるという。特に停車中に発生したVOCは車内に充満し、アレルギーやぜんそくなど身体への影響が大きいという。
ボルボの換気システムは、遠隔操作でドアロックを解除した場合、専用ソフトウエアがエアコンの外気導入機能を作動。外気をエアコンの吹き出し口から車内に送り込み、車内に充満していたVOCを次第に後方に押し込み、最終的には後部座席の後背部にある排出口から外に追い出す仕組み。
作動時間は1分で、同社が独自に決めた安全と考えられる基準以下にVOC濃度を下げるという。内装材などから揮発するVOCの量は新車時が最も多いが、年月を経るとともに量は減っていく。このため、システムも1分間の作動時間はそのままだが、年を経るとファンの回転速度が弱まっていく。例えば、新車製造後1年目まではファンは最大速度の90%で回転するが、4年目では25%に減衰し、5年目以降は停止する。
ボルボ本社は、欧米でVOCなどによって引き起こされるアレルギーなどが増加傾向にあることを受け、健康な車内環境を実現するため他社に先行して研究に着手。1998年からは特定のアレルギー誘発物質や有害物質を含まないと認証された皮や繊維製品を内装材に使用している。それでも多数の部品で構成される車内では、有害物質を放出する可能性がゼロというわけではない。このためボルボはさまざまなテストを実施し、2006年には自動換気システムを導入した。
本社の環境・健康への積極的な取り組みを受け、日本法人は昨年10月、新車購入経験のある20〜50代の合計800人を対象に「新車の臭い」について調査したところ、7割に上る人が「新車の臭い」が好きと回答した。しかし、臭いには内装に使用された素材や接着剤などから揮発した化学物質が含まれ、なかには有害物質が含まれていることを知っていた人は4割に満たなかった。
日本でも、07年から日本自動車工業会がVOCの使用を制限する自主規制を開始。これを受けて化学物質の吸着フィルター導入など国内メーカーも取り組みを進めているが、ボルボのように自動換気システムを搭載しているのは国内や欧州メーカーでも例がない。
「自動車の車内環境に対する一般消費者の認識が薄い」(ボルボ日本法人)こともあり、全面改良車も含めて今後発売する全モデルに同システムを装備することにした。新車ではまず、3月発売のセダン「S60」に同システムを適用する予定だ。
もっとも「日本ではシステムの存在がほとんど知られていないのが現状」(同)。このため今後は、同システムの車種拡大に合わせて環境や健康に配慮した自動車開発を進める姿勢を国内でも積極的にアピールしていく予定だ。(阿部賢一郎)
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